グッド・シェイプ　「ダイエット外来」を行っている伊万里市民病院の副院長・松永和雄のブログ

  

低ＧＩダイエット（低インスリンダイエット）

物を食べると血糖を下げるために
インスリンという物質がすい臓から出ます。

食事によってインスリンを出させる度合い
が違います。

これを利用したのが低ＧＩダイエット。
インスリンを分泌させにくい食べ物は
血糖が急激に下がりにくく、つまり腹がへりにくい
ということです。（血糖が上がりやすいわけではありません）

大豆などが代表選手で、菓子パンなどが
逆にインスリンを出させる代表です。

これから先も何度か大豆の話は
出そうと思いますが、たぶんやせます。

ＳＯＹＪＯＹという大塚製薬の製品の
ホームページに詳しくありますよ。  

昨日朝からの勤務、夜間当直しもう少しで
次の先生と交代です。
小児科の先生は本当に大変だな。

今、小児科の先生が救急対応でその間、
インフルエンザの予防注射を数名の
お子さんに代役で注射しました。

赤ちゃんを見ると本当にかわいいと思います。
僕も年取ったな。
自分の子供が、赤ん坊の時を思い出しちゃう。


患者さんを診るときは、なるべく
穏やかに、患者さんの立場になって
診るように心がけています。

でもまだまだ未熟者だから反省する
点は沢山。

医療は、他の業種のように、
「またのおこしを」
という理由にはいかないけれど、
やはり、お金を払っていただいてるのだから
その分だけ、患者さんに気分よく
帰ってもらわないいけないよね。

（あえて患者さまじゃなくて患者さんにしてます
僕の場合speakは患者様、talkは患者さんつまり、
一対一はさんのほうがいいんじゃないかと思っています）

病院って苦痛を取り除いたり、
安心感や、将来（未来）を売ってるんだからね。
不安感を煽ったり、不愉快にしちゃイカンデスネ。

子供の頃の病院って行くだけで
本当に良くなってましたよね。

僕もそれを目指してるんだけど難しいな。
やっぱし勉強かな（心の勉強もね）？  

昨日は地域の研究会があり（循環器関係）、有名な先輩
先生方と会の終了後、一席、設けていただきました。

週末でかなり疲れていたのと、先輩方はやっぱり、
その道のプロ、お話しを聞くのが、本当にお上手。

ついつい、言わんで言いこともこともいちゃった。

一酔という料亭でしたが、料理も最高にうまい　
おまけに飲みすぎちゃって、お気に入りのセーターをお店に
忘れちゃったんだけど、ちゃんとお店の人が、
ビニールにいれて保管してありました。

プロはやはり違う。
武雄駅の近くの一酔という店です、お勧めです。
また行こうと。

なんか12月は飲み会が多いのでリバウンドしないか正直
不安だな　少しズボンがきつくなったような気がするんだな。
こまったな  

副作用の少ないものを使用
するケースはあります。
やはり怖いのは副作用です。

民間では、漢方薬が人気があります。
これはうなずける結果です。

ストレージ（武田製薬）
新コッコアポＡ（クラシエ製品）
和漢箋（ロート製薬）
ナイシトール85（小林製薬）

といったところでしょうか。

やはり、食事と運動だけでは
継続は難しいので、一つのベクトル
として用いるのはよいかもしれません。

自分にあった薬を薬剤師や先生に
相談されたらよいでしょう。
病院にもありますよ。
  

モッタイナイ：ワンガリ・マータイさんのことばです。

日本人と欧米の人のモッタイナイの
感覚はたぶん違うと思います。

エコと通じるとのことで2004年ノーベル平和賞もらったけど
ご本人は、日本人の心（武士道）の関係
を詳しくのべられています。

一般の欧米の人は、物に魂が宿ると思ってるのかな？
日本人って多神教の民族だから、いろんなものに神
とはいわないまでも魂が宿るって感覚はありますよね。
愛着って感じかな。

日本人って、お米は八十八の手間
が、かかっているって知っているもんね。
お百姓さんに申し訳なくて、残った食べ物も捨てられないよね。

だから経済的なことだけじゃなくて、食べ物は残せない
んじゃないかな。だから太っちゃう。

もちろん食事中はそこまで考えてはいないけど。

こういう感覚って欧米人の人たちもあるのかな？
アジアやアフリカの人はありそうじゃない。
偏見かもしれないけど。

欧米のダイエットと、日本人のダイエットは
違うと思いますよ。

炭水化物を徹底的に押さえる方法がよく言われて
いるけど、お米は文化だからね。

日本人には、短期間は可能だろうけど
お米食べないって、なかなか難しいですね。

それに、前に書いたけどダイエット・ハイつまり
脳内快楽物質？は炭水化物を制限するより、
脂肪製品を制限した方が出やすいって、外国の
論文がありました。

日本人に合った、ダイエットって絶対にありますよ。

リバウンドしたり、途中で脱落するのは日本人
に合ってないんじゃないかな。

ダイエット（食生活の改善の意味でやせ続けること
ではありません）は続けられることが重要です。

現在文化的背景も考え、ジャパニーズ・ダイエット
研究中です。ナンチャッテ、難しいですね。  

ダイエットしている人は楽しそうです。

明らかにランナーズ･ハイ同様、ダイエット・ハイ
はあります。
食べる喜びを洋服のサイズダウンなど違ったものに
代えるのがコツです。

喫煙も同じかな？

スタッフに
「禁煙も出来ないかな」と聞かれたので

「タバコ吸いたくなったら、もっと他の好きなこと
をやってみたらどうかな？例えば好きな音楽
を聴くとかさ。好きなアーチストいないの？」
とアドバイスしました。

「私、B`zが大好き。でもタバコ吸いながら
B`z聴いたら最高ね」

だって…

  

今回は食に関して気になることを一つ。
（ダイエットとは、基本的に、どう食べるですから）

11月23日テレビ（TVQ:九州放送）を見ていました。
午後8時から、逆流リサーチャーズという番組で
関根勤さん達が出演されている番組でした。
非常に面白く勉強になる番組でした。
アイスモナカなどは、大変楽しく見ました。

コチニールの話は驚きでした。
コチニールとは食材に使われている着色料です。ピンク色で
水素イオン濃度（ｐＨ）を変えることにより
オレンジ色になったりもします。

原料はサボテンに寄生する虫を乾燥し抽出します。

まさかこれが一般の人に公にされることは、まずない
と思っていました。

天然素材だから安心なのだそうです。

もともとは南米の衣料の染料に使われていたそうです。

詳しくは、「食品の裏側」　安部司著
　　　　　　　　　　　　　　　東洋経済新報社
にあります。

  

12月13日（日）に伊万里市民図書館にて
伊万里健康図づくり大学コンサートとダイエット講演会
13:30頃から15;00まで「食べる」を考える、
ダイエットについての講演いたします。（場所の提供をいただきました）

クリスマス会のコーナーの一つですので、
前後にすてきなミニコンサートがあります。


多くのひとに楽しんでもらえる内容にしたいと考えています。

医学的な話だけでなく、「僕と読書」などに
ついても話そうとおもいます。

詳細は伊万里市民図書館ホームページ確認を

今後もどんどん面白くて、ためになる企画を市民のみなさまおよび近隣のみなさまに、
提供していきますのでよろしくお願いしますね。

もちろん、参加費は無料です。
  

当院のダイエット外来では自宅で
毎日体重測定をしてもらいます。
毎日測定すると、少しずつ減っていくのが
わかるかと思います。お年寄りの方にも、毎日の
生活のアクセントになり、割と好評です。

測定は朝、排尿後です。
お風呂上りなどに体重計に
乗られる方は多いかと思いますが
朝の排尿後がベストです。

話は変わりますが、
これから寒くなるとダイエット自体も難しくなります。
体重もなるべく軽いほうが意欲がわきます。
夏のようにすっぽんぽんで冬は体重計に乗れないのも
ダイエット困難期の原因に一つではないでしょうか。
それに年末年始という難関もありますしね。
当院のダイエット外来は未経験ゾーンです。

話を戻します。

朝の体重はコントロールできません。

お風呂上りの体重は、その日の水分摂取量や、
お風呂での発汗量で左右されます。少しがまんして
長めに入浴すると体重は減りますよね。

しかし朝の体重は、そういったものに
影響されずほぼ素の体重と考えてよいでしょう。
そう簡単には減りません。
少しずつ少しずつ、毎日のストイックな生活が基本では
ないでしょうか。

また毎日測定することにより、リバンドも
抑制できます。

また、たまに会席でカロリーを多めに摂取しても
そんなに体重は増えないのもわかるかと思います。
（3日連続でと摂取すると確実に増えますが）
人によっては、疲れと一緒で、3日後に体重が
増えるという方もいらっしゃいます。

でもこのブログ書くとお腹へっちゃうんだよね  

お答えします。

ダイエットで10kg減る場合もありまが
しかしやはり、減量のスピードとしては
逸脱していると思います。
通常体重の3～5％程度が妥当な数値ではないでしょうか。

急激に体重の減少する疾患が、ないかどうか
の鑑別（病気かどうか）が必要です。

若い女性の場合は、甲状腺の病気で
動悸を自覚したり、体重が急に減ったり
することがあります。血液の検査でわかります。

中年～後年の方ですと、いろいろな病気が考えられます。
コレステロールが高い方で、急に正常になったら
まず悪性の病気も考え、胃カメラなども検査
に入れることもあります。

不安を煽るわけではないのですが

いずれにせよ急激に体重が減り体調が変化しましたら、
一度かかりつけのお医者さんに、
診てもらう方がよいと思います。

体重減少だけでなく、貧血やそれに生理の状態等
いろいろな点をチェック（問診が中心だと思いますが）
してもらえるはずです。

お答えになりましたでしょうか。  

食品のカロリーは、それぞれの食品を
燃やして、１リットルの水が何度あがったかで数値化
されて決められています（その食品のカロリーを決めています）。

人間の体の中で同じ反応が起こっているとは
思えません。現実の体内のエネルギー吸収とは
ズレがあります。お芋を燃やしても、お肉を燃やして
も同じだけ、水の温度を上げるけれど、体内でお芋と
お肉のどちらが、脂肪として残りやすいかというと
なんとなくだけど、植物性つまりお芋の方が残りにくい
気がします。

つまり同じカロリーだったら、動物性のたん白質より
植物性の方が残りにくいんじゃないかな。それにカロリー
自体も野菜は圧倒的に低いですからね。
少々食べ過ぎるぐらい食べても、ほとんど0に近いんじゃないかな。

沢山の患者さんを診たけど、かぼちゃ食べ過ぎて
太った人はあまりいないな。
やっぱり原因は、スナック菓子などの間食でしょうかね
  

お相撲は相変わらず両横綱が強い!

新弟子のときには、ご飯を呑み込めと指導する
と聞いたことがあります。

噛むと満腹中枢を刺激してあまり食が進まず
体重が増えないからだそうです。

ある種のダイエット方法では、食事前に
カロリーのないガムを30分程、噛まして
食欲えお落とさせるそうです。

野菜中心のダイエットを指導していますが
調理方法も重要です。

なるべく大きく切り、食感を出し、噛める様に
調理したら良いんじゃないかと考えています。

また噛むと、消化液の分泌も良くなるし、
脳の刺激にもなります。（認知症の予防）

お年寄りには
「鶴亀の齢望まば箸とりて、ツルツル飲むなよくぞカメカメ」
咀嚼と長寿のことです。よく噛んで長生きをという意味です。　

朝から牛乳にバナナ等入れてミキサーにかけて
一杯という方も多いのですが、肥満傾向の方は
なるべく噛んで食べる食材のほうが、いいようですよ。
それに早食いできる素材（麺類や小麦粉を使ったもの）は
大方カロリーは高い傾向があります。

海産物でも魚よりイカ、タコのほうがカロリーは、
ずっと少ないです。海草類はほとんど０ですしね。
低カロリーはいくら摂っても理論的には体重
は増加しません。

今日は少し時間が有りました。
受診できない方はダイエットの一つの
チョイスとして参考にしてください。
ではまた近日中に更新します。  

ダイエットブログ更新がなかなかできません。

今週の初めから新型インフルエンザ・ワクチンの予約で大変です。
月曜日は問い合わせで電話が鳴りやまず、約１０００件も。

対応の事務の人たちも大変です。本日は少し落ち着きましが150件の電話がありました。

小学校高学年は12月下旬から予防接種できるみたいですけど、まだはっきりとはしていません。中学生は来年かな？受験生の親御さんは心配でしょうね。

次はダイエットの話書きます。
  

　今回は、Good　Shapeについて

　女性の方に希望の体重を聞くと、

　【　１９×身長(m)×身長(m)　　】ぐらいの数値を希望されます。

　具体的に言えば、例えば身長１６０ｃｍの方は

　１９　×　１．６　×　１．６　＝　４８．６４　㎏

　もちろん、これが正常値と言う訳ではなく、医学的には最初の「１９」が１８．５～２５までは正常範囲と診断されます。

　つまり、　２５　×　１．６　×　１．６　＝　６４　㎏

　を超えてしまうと肥満となります。

　肥満解消（つまりダイエット）の基本は、

　『　消費カロリー　＞　摂取カロリー　』　につきます。

　要するに、基礎代謝（日常生活に最低限必要なカロリー）を取りながら、無駄なカロリーを抑える事です。

　そして、それをいかに継続するか、単純だけど難しい。

　だけど、ダイエットってとっても楽しいんですよ。

　ダイエットすると節約できるとよく聞きますが、私の個人的な印象では逆です。

　節約できる人がダイエットできるんです。

　根の部分では、ダイエットと節約は似ています。

　「お金をかけずに！」というのも継続する秘訣でしょうね。

　では、近日中に更新します。
  

　ずっと迷っていましたが、決めました！

　公立病院って　「公」　って付いてるだけあって、オフィシャルのホームページで、個人のコメントなんかが出しにくいのです。（よその病院よりは、載せてくれていると思うけど・・・）

　私としては、　「ダイエット外来」　で気づいた事を少しずつだけど出していきたい！！と思っていたので、どの様に発信しようかと・・・

　そこで、ホームページの作ってもらっている業者さんに相談したら、

　「先生、ブログ始めませんか？それで、病院のホームページとリンクさせてみてはどうでしょう？」

　という回答。

　なるほど！・・・でも、自分で言うのもどうかと思いますが、私の仕事は、ダイエット外来だけではないので、結構多忙なんです。

　だから、マメに更新する自信がチョット・・・それで、一番最初のコメントになったって訳です。

　でも、やると決めたからには、出来る限り更新していきます（たまには脱線して、ダイエットではない話をするかもしれませんが）。

　さて、初めてのブログ作成なので前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に入ります。

　ダイエットってお金はかからないし、健康には良いし、あんまりいやみな感じもしないし、医者でもこの事を否定する人はいないと思います。

　「ダイエット外来」も好評で、患者さんも殺到してますが、僕は儲かりません（もちろん病院も）、これ本当。

　でも、みんな幸せに、そして健康になれば良いんだ！！

　では、次回からは、ダイエットについて少しずつお話していきたいと思っています。